人に喜んでもらうことを喜ぶ教育
情けは人のためならずとのことわざがあります。情けを人にかけるとその人の将来のためにならないからかけてはいけないと解釈する人もいるようですが実は違います。情けを人にかけるようにすると、いずれそれが自分に返ってくることもあり、その人のためだけでなく自分のためにもなりますと解釈するそうです。これを聞いたらどのような行動を取るでしょうか。困っている人を見かけたとしたら、情けをかけてみましょう。それが自分のためになるかもしれません。
自分の子供はあまり情けをかけることがないようです。困っている人を見ても特に何をしようとも思わないようです。電車でお年寄りが立っていたので代わって上げる様に伝えると一応はその通りにします。そのお年寄りからお礼の言葉を言われてもにこりともしませんでした。恐らく言われたから、したのでしょうこれから社会に出て生活をしていくのですから、これでは少し問題があると思うようになりました。どのようにして教育すれば良いかです。
そこで自宅でありがとうと言い合うようにしました。何かうれしいことがあったらありがとうといいなさいといったのです。それまで家族間だと当たり前のこととしてあまりいったりすることがありませんでした。お母さんが料理を作ってくれればありがとうといい、片付けてくれればありがとうといいます。そのうちありがとうの言葉に笑顔がつくようになりました。さらに人から言われたときにも喜ぶようになりました。喜んでもらうことを喜べるようになったのです。